BOSSのモジュレーション系のエフェクターといえば、BOSSのエフェクター第1弾として発売されたBOSS CE-1コーラス。
このCE-1は世界で初めてのコーラスのペダルとして発売されたそうです。
そんなBOSSからモジュレーション系のマルチエフェクターBOSS MD-200を今回紹介します!
BOSS MD-200は12種類のモジュレーション系のエフェクターが搭載されたマルチエフェクターです。
コーラスに関してはこちらの記事でも紹介していますのでご覧いただけると嬉しいです。
目次
BOSS MD-200はどんなペダル?
BOSS MD-200はモジュレーション系マルチエフェクターのフラッグシップモデルであるMD-500から継承されたモデルでMD-500が28種類のエフェクトが入っているのに対してMD-200は12種類と少し少なくはなっていますが、かなり濃い12種類が搭載されています。
MD-200はMD-500に対してコンパクトなのでエフェクターボードに入れて持ち運ぶことも可能なモデル
となっています。
※大きさは通常のBOSSのエフェクターの1.5倍くらいの大きさです。
W101xD138xH65(ゴム足含む)mm
マルチエフェクターなので機能を使おうとすると少し覚えることがありますが、一つ一つのエフェクターに対するそうさはすごく直感的でコンパクトエフェクターを触る感覚で音の調整ができます。
その他の機能
MD-200のその他の機能としてエクスプレッションペダルを接続して、エフェクトのかかり方を調整したり。オートワウの時はワウペダルとして使うことが出来ます。
また、側面にMIDIの端子がついているので、MIDIを使ってメモリの切り替え等もできるようです。
12種類のモジュレーション
BOSS MD-200には多種多様な12種類のモジュレーションエフェクトが搭載されています。
BOSS最先端との触れ込みのCHORUSから、前述しましたビンテージのCE-1 CHORUS
さらにPHASER、FLANGER、VIBRATO、TREMOLOのモジュレーションペダルの代表たち
そしてVINTAGE PHASERとCLASSIC VIBEは、それぞれ設定によってファズをかけたりすることもできます。
その他にもSLICERやAUTO WAH、そしてちょっと面白かったのがOVERTONEというオクターバーですかね?これが結構面白かったです。
AUTO WAHなんかはエクスプレッション・ペダルを接続することで普通のペダル・ワウとしても使用できちゃいますよ!
つまみを回すだけでそれぞれのエフェクトを使用することができます。
BOSS MD-200のつまみ類
MD-200のつまみ類ですが。
上の3つがRATE、DEPTH、E. LEVEL のノブになっていてそれぞれモジュレーション系ではおなじみのつまみですよね。E.LEVELに関してはエフェクトによってエフェクトのレベル調整やエフェクト音と原音のMIXのつまみになったりします。
また、下段のPARMつまみですがこちらは各エフェクトごと最適化され、役割が異なっています。このPARMつまみがあることで自分の好きな音に調節することができます。
PARAMスイッチの一番左ですが、こちらは例えばCE-1であれば真ん中より左に回すとコーラス、真ん中より右に回すとビブラートの効果になります。表示がこんな感じで表示されます出てきます。
MD-200のインサート接続がすごい!
何気にすごいのがインサート接続ができるとのことで、例えば歪みエフェクターの前にワウをかけたい!とか歪みエフェクターの前でフランジャーをかけたい!なんて時には、MD-200にセンドリターンのような形で歪みエフェクターを繋いでおけば、設定してメモリーに保存することができるので、メモリ1は前段にフランジャーを追いてそのあとに歪みとか、メモリ2は歪みの後ろにコーラスをかけるとかそんなことができちゃいます。
これが1台でできるのって何気にすごい機能だと思います。
TAP DIVISIONボタンでBPMに合わせる
MD-200はBPMに対しての音符の長さでレイトを設定することができます。
例えばBPM120でTAP DIVISIONを4分音符に合わせておくとBPM120に対して4分音符の感覚で揺れが起こります。※TRIを選ぶと3連になります。
この機能によって、曲に合わせた設定が可能になります。
MD-200の音はちょー綺麗!
各エフェクト音に関してですが、音が超綺麗です!
すっごくきらびやかで、これが売り文句にもある内部演算32bit の高度な処理による高音質なのか?と思わせてくれるくらい綺麗な音で、一発で使える音が出せます。
高度な演算処理と言われるとデジタル感が強いけど、CE-1のアナログの音も出るの?
MD-200のアナログ感の出し方
CE-1などのアナログコーラスの音がどれくらいアナログかというと、普通に音を作るとやっぱりきれいなデジタルによった感じの音が出来ちゃうような気がしました。
ただ、CE-1の場合でいうとPARMつまみがハイとローを調節できるので、そこで音質の調整をすることによって自分なりのアナログ感を作成することができます。
ただやっぱりいくら調節できるからと言ってアナログのコーラス以上にはアナログにはならないような気がしてます。
この辺りはもう少し使ってみてから追記したいと思います。
BOSS MD-200のバイパス方式
ペダルをオフにしたときMD-200はBOSSの他のエフェクターの例に漏れずバッファードバイパスの方式を取っています。
ペダルをオフにしたエフェクトがかかっていない状態の時もバッファーがかかっているという方式です。
バッファーの音
BOSSのバッファーは・・・と昔は言われていましたが、最近のBOSSはバッファーもよくなっていると噂ですよね。
そこで、今回スイッチャーに繋いでMD-200をノンエフェクトで通した時と通していない時と聴き比べてみましたが、個人的にはやっぱり少し線が細くなっているような気がしました。
接続されているシールドの本数が多いことを考えても、ちょっと細くなっているかな?くらいですが・・・
よく言えば綺麗になっている、悪く言えば、いわゆるバッファーの音といった感じでした。
クリーンでよく聞けばわかるくらいの違いなので環境によってはあんまりわからないかもしれません。
これに関してはお気に入りのバッファーを前段に入れておけば気にならなくなると思います。
それでも気になる人はスイッチャーなどで使わないときは避けておくといいかもしれません。
バッファーについてはこちらもご覧ください。
まとめ
BOSS MD-200はフラッグシップであるMD-500に比べてコンパクトであるにも関わらず12種類のモジュレーション系のエフェクターが入っていて音質も凄くきれい、モジュレーションのエフェクトにあったきれいな音です。
コーラスはよく使うけど、フランジャーとかフェイザーはたまにしか使わないので個々にボードに入れるのはつらい・・・
でもイザというときのために持っておきたいなんて人にはもってこいのエフェクターだと思います。
私も実はコーラスとフランジャーが一緒に使えるマルチを探していてMD-200にたどり着いたという経緯があります。
個々に載っていない詳しい情報などは各ショップで確認してみてください。
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