ギタリストにとってはディレイというのは歪みの次くらいにはこだわって選ぶエフェクターなのではないかと思います。
そのディレイの中でも定番のアナログディレイとして有名なCarbonCopyそのミニサイズ番のCarbonCOPYMiniについて今回はレビューしていきたいと思います。
CarbonCopyはアナログディレイですので、デジタルディレイと比べて自然でウォームなアナログディレイの定番として有名です。
MODボタンによってモジュレーションの揺れも追加することができて幅広い音を表現できる名機となっています。
どのディレイを買ったらいいか迷っている方には、間違いなくおすすめのディレイ一つとなっています。
目次
M169 CarbonCopyとM299 CarbonCopy miniの違い
実は価格的に1万円以上の差があるM169とM299ですがどんな違いがあるのかまとめてみました。
M299にはBRIGHTスイッチなるものが側面についています。このBRIGHTスイッチをオンにすると
高音域が強調された音になり、M169の高音域をよりクリアにして、温かみを残しながら、抜けのある明るい音にできるスイッチがついています。これはM269というM169の限定モデルで発売された機種の機能となります。
というわけでCarbonCopyMiniはM169とM269を一台で2台分の音作りができる機種となっています。
でもこのスイッチすごく、切り替えずらいです・・・
このBRIGHTスイッチですが、小さいドライバのようなものがないと切り替えできないような作りになっていて、ライブ中にサクッと切り替えとかはできなそうですので注意が必要です。
M169とM299の音の違い
M169とM299同じ名前のミニサイズだし、音は一緒だよね!って思いますが、やはりM169と比べると作りや内部の基盤などが小さくなっている分新しく設計している部分がある関係上全く同じとはいかないようです。
音的にはM169の方が深みのある音と言われているレビューもありました。
個人的には、調整することにより遜色ない使い方ができると思っていますし、温かみのあるディレイであり
CarbonCopyでイメージする音作りはMiniでも出来ると思っています。
エフェクターボードでコンパクトに収まった方がいい方や、どうせならBRIGHTモードとしてよりバリエーションの
ある音作りがしたい方は、こちらのM299 CarbonCopyMiniをおすすめします。
M299 CarbonCopy miniの外観とツマミ
CarbonCopyMiniのつまみ類ですが非常にシンプルでこのような形になっています。
ツマミは移動中に簡単に回っちゃうことがない少し固めのツマミでした。
MIXツマミ
原音とディレイ音のミックスする割合を調整できます。
ツマミを右に回していくとディレイ音が大きく聞こえるイメージになります。
REGENツマミ
一般的に言うとフィードバックと同じ動作になります。
ツマミを右に回していくとやまびこする回数が増えます。
DELAYツマミ
ディレイタイムを調節するツマミになります。
ツマミを右に回していくとやまびこする時間が長くなります。
MODスイッチ
メインのオンオフするスイッチの左側に手で押せるような形でついています。
こちらを押すと音を揺らすモジュレーションの効果を追加することができます。
実はこのモジュレーションの揺らぎを調整することもできるようで、裏面を空けると可変スイッチがついていてそちらでモジュレーションの効果のかかり具合を調整できるようです。
オンにするとこんな感じでLEDがつきます。
Brightスイッチ
こちらは前述のお通りすごく切り替えずらいです。ドライバのようなもので切り替える必要があります。こちらをオンオフすることでBRIGHTモードとして高音域を調整しより抜けのある音作りができます。
BRIGHTスイッチもランプが側面についていてオンに鳴っているとこのようにランプが点きます。
M299 CarbonCopy miniを使ってみたレビュー
CarbonCopyはアナログディレイで、弾いた音がディレイで発音するたびにだんだんと減退して聞こえてくるようなイメージで音を鳴らしてくれます。
デジタルディレイだとその減退がないのでキレイに響いてくれる感じになります。
かけっぱなしで使う場合にはアナログディレイの方が個人的にはあっているかなと思っています。
そんなかけっぱなしディレイとしてCarbonCopyは最適なエフェクターの人とといってもいいかもしれません。
ショートディレイとしての使い方
ショートディレイとして短めのディレイタイムにしてソコソコのフィードバックで調整した音は
わざとらしい音作りにならず本当にあたたかい、包み込まれるようなディレイ音で音が分厚くなります。
ここにMODスイッチを加えることで、私がよく使うChorusの役目を果たしてくれそうな気がしました。
すごく使いやすくけ、この設定でかっぱなしでも全然いけると思います。
ロングディレイとしての使い方
CarbonCopyはロングディレイとして600msまで音を遅らせて発音することができます。
私はディレイタイムを1時位にして使っていますが、これも温かみのある自然なディレイが気持ちよく響いてくれて
すごくすごく使える音だなと感じました。
M299 CarbonCopy miniはトゥルーバイパス方式
かけっぱなしでもいいくらいのCarbonCopyですが使わない時はオフにしておけば
トゥルーバイパス方式ですので、バッファでCarbonCopyで音が変わるなんてことは無いです。
CarbonCopyの発振
CarbonCopyはもちろんアナログディレイならではの発振もできます。
フィードバックを多めにして、減退した音がループしていくようなサイケなサウンドが作り出せます。
※発振の調整は大きい音になったりして、怖いのでご注意ください。
まとめ
M299 CarbonCopyMiniは小さいサイズながら名機と名高いM169を踏襲した暖かい素晴らしいディレイ音を作り出してくれます。また小さいサイズなのでエフェクターボードのにも手軽に収まるし、ギターケースのポケットにポイっと入れておくこともできます。
このようなサイズでここまでのことができるなんてと最近はびっくりしちゃいます。
miniより少し安く通常サイズのものも出ているので、CarbonCopyが気になった方はぜひ試してみてください。
各サイトでも詳しくレビューなども載ってますので、ぜひご覧ください。
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