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エフェクター機材/周辺機器レビュー

【コスパ】エレクトロハーモニクス Crayonを使ってみた。良いところ、悪いところ【トランスペアレント系】

エフェクター

みなさんトランスペアレント系のオーバードライブってご存知ですか?

ギターとアンプの特徴を活かしつつ、適度な歪みを加えてくれる。特徴的ではないけれど音の存在感を際立たせてくれるそんな系統のオーバードライブとなります。

トランスペアレント系のオーバードライブといえばTimmy OverdriveやJan Rayが有名ですよね。

トランスペアレント系の特徴としては、**「透明感のある歪み」**を提供することです。
具体的には、ギターとアンプの元の音を大きく変えずに、音の輪郭をはっきりさせたり、前に出す効果があります。

音のクリアさを保ちながら、アンプの個性を活かすことができるオーバードライブで、様々な音楽ジャンルで使用されています。

私も以前紹介したxoticのsouldribenをそのような感じで使っていたのですが、もう少しクリアに歪みを抑えつつできるものがほしいなと思ってました。

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チューブアンプを使っているのでアンプのVolumeを上げれば良い感じで歪むんですが、なかなか扱いが難しくトランスペアレント系のエフェクターを探していました。
ただトランスペアレント系って2万オーバーのものが多く、JanRayなんて・・・な、なかなか手が出ません。

そこで今日紹介するエレクトロハーモニクスのcrayonです。

なんと価格も押さえられてパフォーマンスもさすがはエレハモといった感じでした。

トランスペアレント系とは

トランスペアレント系とは私の認識でどういうものか解説させていただくと
ギターとアンプの音を大きく変えずに、自然な歪み、透明感のある歪み?を作り出すといったところかなと考えています。

それをすることに輪郭ははっきりしているけど少し歪んでいてオケになじむといった音作りが可能なエフェクターです。

またアンプの音をプッシュする、アンプのゲインを上げることなくナチュラルな歪みを引き出し、音の厚みやサスティンを出すことができます。

最近クリーンな音が流行っていますが、そんな場合にもクリーンのブースターとしても使えるような、そんなエフェクター類になります。

 

エレクトロ・ハーモニクス(Electro-Harmonix)

エレクトロ・ハーモニクス(Electro-Harmonix)は、ニューヨークに本拠を置くエレクトロニック・サウンド・プロセッサを製造する企業で特にギター用エフェクターで有名です。

ファズペダルのBig Muff などはファズペダルの代名詞で、多くのロックギタリストに愛用されていますよね。

 

エレクトロ・ハーモニクス(Electro-Harmonix)crayon開封

それでは早速crayonを開封していきたいと思います。

エレハモおなじみのちょっと怖い羊さんも健在です。

開けてみるとこれまたシンプル。

筐体にはクレヨンの絵が書いてありますね。
なんかバージョンによって絵が違うみたいなんですが、中身は同じなのかな?

アダプタの差込口

アダプタの差し込み口は上部についてます。

Crayonの重量

大きさはミニサイズという事はなく普通の大きさですが軽いです。約130g
Bossのエフェクターなんかは450gほどあるようなのでだいぶ軽いですよね。

 

エレクトロ・ハーモニクス(Electro-Harmonix)crayonのつまみ類

crayonのツマミはVol、gain、bass、treble

の4つとなっています。

意外と利きが良く、ちょっと回しただけで音が変わるので緻密な音作りが可能なのかなと感じました。

Volとgainの割合を調整して、gainを上げたらlevelを下げるなどして音量を設定していきましょう。

両方が上げるとかなり大きな音になります。

bassとtrebleもかなり効きがよく感じました。
ただドラスティックに変わるというより雰囲気が変わるといった感じなので、目いっぱい振り切っても
そんなに目いっぱいだなといった印象はありませんでした。

 

エレクトロ・ハーモニクス(Electro-Harmonix)Crayonを使ってみた感想

Crayonを使ってみた感想です。

歪みを下げてフラットな状態でエフェクターを踏むと、若干中域の特徴が変わった感じがしましたので
その部分をそろえるためにBassとTrebleを上げたり下げたりして調整しました。

音は少し硬めの印象で、歪みもじゃっかん粗めな気がします。

アンプ直のクリーンの音とCrayonを通したクリーンの音を比較してみると、音自体は
ほぼ同じ感じで作れましたが、ピッキングのタッチや弾き心地が少し変わったような気がしました。

これはおそらく出音と関係していて、アンプ直の方が音の立体感があるような気がしました。
また、Crayonを通すと弦1本1本の粒立ちがはっきりとして纏まっているような気します。

その状態から少しずつgainを上げて、Volを下げてなどしてお好みの歪み加減を調整してみました。

歪みはかなりレンジが広く、最小では歪みはほとんどないのでクリーンブースターとして使えそうでした
少しずつ上げることで少しずつ歪みが加わっていきます。
7時~8時くらいまでGainを調整すると程よい歪みになってくれます。

それ以上歪ませると、クランチからドライブまでかなり広く設定する事ができます。

一部のレビューでXoticのBBプリアンプに似ているなんてレビューがありましたが、BBプリアンプに比べると
だいぶCrayonの方が安価なのでお得ですね。

Crayonはトゥルーバイパス

Crayonはトゥルーバイパスです。
なのでエフェクターを踏んでいない状態だとバッファーが入ってませんので、音は変わりませんでした。

 

ピッキング、ギターのボリュームなどの追従性

Crayonは、ピッキングニュアンスに非常に敏感に反応します。
強く弾くと歪みが増し、弱く弾くとクリーンな音が得られるため、演奏のダイナミクスを活かした表現が可能です。

また、ボリュームコントロールによってエフェクトの利き具合が変わるので、ソロ、バッキングとボリュームコントロールにより豊かな演奏表現が可能になります、かなり細かいニュアンスで調整ができます。

 

エレクトロ・ハーモニクス(Electro-Harmonix)crayonのその他のメリット、デメリット

Creyonの良いところはいろいろありますが、デメリットはどんなところでしょうか?
人によって感じ方は違うかと思いますが、私が感じたところを紹介していきたいと思います。

ノイズ

歪みを深くしていくとノイズが大きくなるというレビューを見かけますが、個人的には歪みエフェクターの「それ」の
範疇だと思いました。歪みを深くするとそんな感じだよねといったくらいのノイズ加減です。

音の粒立ち

Creyonを入れると、音の粒立ちが良くなるような気がしました。
音の粒立ちがいいので歪んでいてもコードで弦の音がしっかりとわかるような気がしました。
この価格帯でここまでの物が買えるのは凄いですよね。

 

中域感

Creyonを通すと私の環境では中域の聞こえ方が変わったような感じがしました。
ただこれはイコライザで調整することができるのであんまり問題にならないかもしれませんね。

また中域がというかローが無くなるのか歪みを強くしていくといい意味での抜け感が出てきますので
ソロの時なんかにも抜ける音を出してくれます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
トランスペアレント系として、クリーンな音に少し歪みを追加したいなんて時もしっかり音作りしてくれますし
しっかり歪んだ音も作れます。

また、音の粒立ちがはっきりしているので強く歪ませた時でもぐちゃっとならずにまとまって聞こえるのも好印象でした。

カッティングをするときでもクリーントーンにニュアンスを追加するような少量の歪みを追加することもでき、またその歪みを
ピッキングのニュアンスやボリュームコントロールで足したり、引いたりできるというのも大きなメリットではないでしょうか?

トランスペアレント系としての使い方もさることながら、歪みエフェクターとして、クリーンブースターとしていろんな角度から活躍できるペダルではないでしょうか?
しかも安いというのも魅力の一つですよね。コスパはかなり良いペダルといっていいのではないでしょうか。

こちらから各ページでもレビューが載っていますので、確認してみてください。

ELECTRO-HARMONIX ( エレクトロハーモニックス )

Electro-Harmonix Crayon安くていいペダルですので一度お試しください。

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