エフェクターギターを弾く機材/周辺機器レビュー

【ディストーション】往年の名機PROCO RAT2レビュー、RATのメリットデメリット【名機】

エフェクター

みなさんPROCO RATという名機はご存じでしょうか?
ジェフベックやノエルギャラガー、布袋さんもBOOWY時代は使っていたという事で
数々の有名なギタリストが使っているディストーションです。

無骨な黒い筐体から発せられる歪みサウンドは、一度は試してもらいたい唯一無二のRATのサウンドです。

私も一時期メインで使っていたこともあるのですが、なかなか使いやすいエフェクターで
ジャズコーラスなどのクリーン系のアンプを使っていてもRATのあるツマミを使ってしっかり歪みを作ることができますよ。

そんな名機PROCO RAT。数々のマイナーチェンジを経て今もなお愛される名機を今回は紹介していきます。

ディストーションとは?

オーバードライブよりも歪み量が多く、野太く荒々しいサウンドを作ってくれるエフェクターです。
歪みの加減はファズほどつぶれていなく、オーバードライブよりも歪むといった位置づけです。

RATはファズ/ディストーションと評されることもあり、ファズっぽい音作りもできます。

 

RATの筐体

RATは無骨な筐体として有名ですが一体どんな形なんでしょうか

ちなみに外箱はこんな感じです。

こんな形です。

私の持っているものはRAT2といって一般的なモデルですが
年代によってRAT1からオペアンプが変わっていたりして、ツマミの効果や特徴が違うようで
年代のものによってはプレミアがついていたりしているようです。

私の持っているのはおそらく中古の市場でも一番多く出回っているのではないかと思われます。

RATの「A」の所がLEDになっていて光るようになっています。
初期のRATにはこのLEDがオンオフのわかるLEDがついてないものもあるようですね。

電源ジャックがミニプラグ

ラットの電源プラグはミニプラグになっています。
通常ジャックが使えないので変換のアダプタが必要になりなります。

電池も使えます。

RATのつまみ類

ラットのつまみはいたってシンプル3つだけ

DISTOTION
FILTER
VOLUME

ほぼ説明は要らないつまみ類ですあ、特徴を少し紹介していきます。

DISTOTION

このディストーションはお察しの通り右に回していくと歪み量が大きくなっていきます。
このツマミを絞っておけばブースターとしても利用出来ますし、クランチからディストーション、ファズに近いサウンドまで
作り出すことができます。

FILTER

このツマミがRATの肝だと思います。フィルターを右に回すとどんどんとフィルターが掛かってハイがカットされたような音になります。
このツマミが結構シビアでちょっと動かしただけでかなり音が変わってきます。ここの調整をどうするかによっていろんな音作りが出来ます。

VOLUME

言わずもがなですがVOLUMEを上げると音が大きくなっていきます。

 

RATのサウンドメイク

年代別のRATによって若干つまみの効き具合や音が違うようですが、今回は私が持っているRAT2で使ってみた感想を紹介していきます。

RATはかなり特徴があるサウンドで、どんなアンプでもRATを通せばRATの音がするといわれるほどです。
モダンな音ではないですが、すごく愛着の沸くサウンドです。

確かにRATの音だなーといった感じで、個人的には当時ジャズコーラスにRATを踏んでサウンドメイクしていましたが
マーシャルにつないでもいい感じでなってくれました。マーシャルのハイが抜けてくるのをフィルターで削っていくと
かなり好みの音になってくれました。

このようにRATは結構ブーミーですが、FILTERのツマミで調整してあげると余計なローを削ってくれるような調整もできます。

DISTOTIONツマミを調整することでコードカッティングをしてもつぶれないサウンドも作れますし、野太いハードな音作りも可能です。

 

ハムバッカーかシングルコイルか

一般的にはシングルコイルと相性がいいと言われていますが
私のギターはハムバッカーなんですが、ツマミで調整することでそこまでブーミーになることなく使う事は出来ています。
ただシングルコイルで太い音を作るのにはRATは適しているかもしれません。

また、RATはギターのボリュームによって歪み量が減衰していきますので手元での調整という事も出来ます。
このあたりも含めると多彩な音作りができるといえます。

RATの音痩せは?トゥルーバイパス?

ラットはトゥルーバイパスになっています。
踏んでいない時はつないでいる分の音痩せはすると思いますがそんなに気になりません。

ただ踏んでる時は結構ジー音がなります。これは歪みエフェクター的な物もあるかと思いますが
気になる場合はノイズを除去するエフェクターをかますといいかもしれません。

RATデメリット

重量

重い!RATは筐体が鉄?を折り曲げたような強固な個体になっていて重いです。
BOSSのエフェクター2個分くらいの重さがありそうです。
調べたところ628.5グラム。BOSSのエフェクターは345.3グラムだそうです。

踏んだ時のジー音が結構気になる?

他の歪みエフェクターよりもノイズが大きいような気がします。
ただ歪みエフェクターのそれと思ってしまえばそんなに気にならないかもしれません。

AC電源がミニプラグ

これは電池を使ったり、変換プラグを持っていればなんてことはないですが、ちょっとマイナスな点かなと

まとめ

いかがだったでしょうか?

RATというと椎名林檎さんの歌の中にも歌詞で登場するほど有名なエフェクターですが
万能ではないけどいろんな音作りができる個性的なエフェクターです。

ライブハウスなどで他のギタリストのエフェクターボードを見るとRATを持ってきている人は意外に少なく
たまに見かけると「あ、RATだ」と思う位に少ないのは、やはり重いからでしょうか?

最近ではモダンな音がするエフェクターが人気なのであまりメインでは使われていないのかもしれませんが
個性的ですごく魅力のあるエフェクターです、一度は試してみてもらいたいそんなRATを今日は紹介いたしました。

各サイトでもレビューなどありますのでご覧いただけたらと思います。

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