みなさんしばらく使っていないギターとか昔買って押し入れに入れっぱなしだったギターとかお持ちだったりしませんか?
弾かなくなって、メンテもしてないギターとか、もう駄目だろうななんて思ってないですか?
今回は腐りかけのギターを自己メンテでなんとか復活させられないかと思い、色々とパーツを交換してみましたのでレポートしたいと思います。
苦労した点がありましたが、最後は驚きの結果になりましたので、ぜひご覧ください。
目次
FenderJapanのテレキャスターカスタム
事の始まりはテレキャスターがほしいなと思って物色していたときに、買うとやっぱり数十万
中古の安物を7,8万で買ったとしてもメンテで2,3万かかったりとお金が掛かりそうだなと・・・
そんなとき友人から頂いて全然弾いてなかったテレキャスターカスタムをどうにかできないかと思い立ちました。
※実はここの記事でも少し登場しています、このギターです。
フェンダージャパンのテレキャスターカスタム、シリアルから調べてみると1986-1987のフジゲン製のようです。
ジャパンビンテージ!と言えるのでしょうか?ちょっとわかりませんが、かなりの年代物です。
このギターのフロントのピックアップはワイドレンジハムバッカーというのが乗っていてモコモコでうまく扱えず・・・
そしてリアのピックアップは音が細すぎて、これまた使えないということで、ずっとオブジェとして活躍していたものです。
ただ作りは精工で、隙間とかないです。
生で弾いてみるとネックの状態もいい感じなので普通のテレキャスターがほしいけど、買えないしワンチャンこのテレカスが蘇らないかなと思い立ち、今回は色々と自分でメンテしていきたいと言う流れになりました。
なるべく安価にということでリペアショップには出さずに今回は自分でできるところをやっていきます。
テレキャスターカスタムの現状
今回メンテするギターの状態ですが
このような出で立ちです。
リアのポットが固くて回すのが大変な上、トーンが効かなくなってます。
さらにトーンを回すとボリュームが下がるなんて状態です。※これはポットの故障でこのような状態になるみたいです。
なので今回はこのポット4つとも交換していこうと思ってます。
パット見弾きで見ると気にならないかと思いますがブリッヂはかなりホコリが溜まって錆びていて、腐っている感が・・・もともといただいた時からこんな状態でしたので、何となく愛着がわかずでした・・・せっかくもらったのにごめんなさい。
ブリッジも少しでも好みの音に変化を期待して今回交換していきます。
ピックアップはフロント・リアともに交換するとちょっと高くつきそうなので
今回はフロントのワイドレンジハムバッカーはそのままでリアのピックアップのみ交換いたします。
ポットとブリッジの交換でなんとかワイドレンジハムバッカーが使える音になることを祈ります。
そしてきちゃ無いヘッド部、ナットも変えたいなと思っています。
交換部品紹介
ブリッジ
まずはブリッジですがこちらに変えていこうと思います。
GOTO BS-TC1
個人的にテレキャスといえば3WAYサドル!というイメージが強くどうしても3WAYが良かったのです。
でも3WAYだとオクターブのチューニングが合わせづらく、という事もあり最近は6WAYのテレキャスターもたくさん出ていますよね。
でもやっぱりテレキャスターは3WAYが良い!という自分のこだわりを通してオクターブのチューニングが合う
というレビューを信じて、そしてGOTOの技術力に期待してこちらを購入。
スチール製ですがサドルはブラスです。
個人的にブラスのサドルの音が音の質感的に好きでテレキャスターのシャープさ、ジャキッとさの中に
温かみと中域の太さを出したいな思ってのブラスサドルです。
ブラス、スチールのほかにチタンとかいろいろありますので試してみると面白いかと思います。
ピックアップ
VANZANDT TRUE VINTAGE TELE Bridge Flat
ピックアップはこちらです。
ビンテージ寄りな音とジャキジャキしすぎないようにハイミッドを強調された太い音というレビューでした。
あとコスパ的に一番安かったということもありVANZANDTにしてみました。
あまり、音の紹介とかそういったものがないので、レビューだけを見てチャレンジ購入してみました。
ポット
ポットは安定のSCUDです。
今回は250KΩのポットと1MΩのポットを買ってみました。
SCUD 250KΩ、1MΩ
1MΩのポットでフロントのワイドレンジハムバッカーの音が少しでもシャープにならないかという試みで1MΩにしてみました。
リアも中域上げのセッティングなので、toneを絞った時にハイがなるべくコントロールできるようにと試しにリアも1MΩにしてみました。
また、今回何も考えずに買ったら今までよりもシャフトの長いタイプでしたがオリジナルの状態だとなんか
ポットが回しづらい感じがしたので、そのままシャフトの長いタイプを使いました。
また、元のギターがミリ規格で作られているので250Kはミリ規格のものを買ったんですが
1MΩのポットがミリ規格のものがなくてインチ規格を購入することに・・・。
トーンボリュームノブ
写真を撮り忘れてしまったのですがトーンとボリュームのノブも新調しました。
SCUDのものです。
ボリュームはミリ規格、トーンはインチ規格のものを買いました。
※ミリ規格のポットにインチ規格のノブは入らないので注意してください。
ナット
ナットはGRAPHTECHの PQ-5042-00
ナットの調整は自信がないのでポン付けできる溝の切ったものを用意しました。
コンデンサ
実は買うつもりはなかったのですが、コンデンサを後から追加で買ってます。
オレンジドロップの0.047μFです。
コンデンサは値が大きいほどトーンが効く(モコモコ感がでる?)みたいです。
シングルコイルなら0.047を使うのがセオリーです。
あと今回は耐圧電力を400Vではなく600Vのものを買ったのですが、耐圧電力が高いほうが音にハリが出る、深みが出るそういったイメージに変わるとのことですがどうでしょうか。
次回へ続く
ここまででちょっと長くなってしまったので、部品交換の結果などは次回に続かせたいと思います。
次回にナット、ポット、ブリッジ、ピックアップの交換に進んでいきたいと思います。
ブリッジやピックアップは各サイトにレビューも載ってますので、ぜひ見てみてください。
よろしくお願いします。
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