DTMをやっていると、いざ歌入れとなった時に自分の歌だと「じゃない」感が・・・みたいな時ってどうしてますか?
今までだと初音ミクちゃんとかのボカロを使っていたかと思います。
ボカロはボカロの魅力がもちろんあるのですが、もう少し人間っぽく歌わせたいなとか、なってくると
調整がかなり難しかったり、ちょっと技術が無いとなかなかうまくいかなかったりしますよね。
そこで紹介したいのが、synthesizerVという商品です。
このsynthesizerVですが、StudioPro版だとAI版の歌声データベースを利用することにより本当にただ打ち込むだけで、
勝手にビブラートとかしゃくり等のボーカル的な技を判断して本当に自然に歌ってくれます。
本当に打ち込むだけなんです!今までボカロで苦労していたのは何だったのか、自分の歌が下手過ぎて何だったのか
という不可能を可能にしてくれるソフトです。
もちろんその他の細かい設定もできますので、自分が歌ってほしい形で歌わせることも比較的簡単にできます。
そんなsynthesizerVを今日は紹介していきたいと思います。
目次
●SynthesizerVとは
Synthesizer Vは、Dreamtonics社によって開発された歌声合成シンセサイザーソフトです。
DTMをやっていると悩みの種の一つであるヴォーカルの収録という部分を可能にしてくれます。
仮歌はこれでOK、むしろその辺のヴォーカルよりうまい!まであります。
歌唱データをMIDI入力や生成し音声合成を行うことができます。
もちろんVSTiプラグインとしてDAWソフトとの連携の可能です。
先にも少し興奮気味に描きましたがSynthesizer Vは簡単な操作で驚くほどリアルな歌声を作成できるます。
メロディを打ち込み、歌詞を入れるだけで高品質のボーカルトラックをほぼ自動で生成できます。
さらに凄いことにDAWと連携させることで、面倒な歌詞入れも自動で出来ます。
さらに、リアルタイムでメロディや歌詞の変更、譜割の調整を確認しながら楽曲の制作を進めることができるので
DTMの初心者でも簡単に扱えます。
synthesizerVは無料版もありますが、断然おすすめはStudio Pro版です。
Studio ProではAU/VSTプラグインとしての起動に対応しているので、すごく便利に使えますよ。
●SynthesizerVの音声データベース
実はSynthesizerVは音声データベースというデータベースから音声を読み込んでいます。
SynthesizerVを購入すると初期で女性ボーカルの「Mai」がダウンロードできます。
その他にも音声データベースは40種類以上のデータが発売されていて、この後もどんどん追加される予定です。
ボカロでも活躍していた重音テトちゃんやGUMIちゃんなんかも購入できますよ。
また、SynthesizerV StudioProのスターターパックというのが発売されていてそれを購入すると
「Mai」の他に1名音声データをダウンロードできるのでお得です。
※好きな音声データベースを選べますが、販売されてる音声データベースの中にはスターターパックの特典として
選択できないものもあるようですので、お気を付けください。
音声データベースは、単体でも9千円ほどで購入することができます。
●SynthesizerVの使い方
■インストール
SynthesizerVのインストールやアクティベーションは難しくありません。
ただ、先ほどおすすめしたSynthesizerV StudioProのスターターパックは
ダウンロード版がない設定となってまして、その場合はメディアでインストールする形となりますので
DVDドライブのついていないPCをお使いの方はご注意ください。
途中でアクティベーションコードを入力する所が出てきますので、登録する準備をしておきましょう。
■SynthesizerV
SynthesizerVのインターフェースはこんな形になります。
ここから入力して、音声データベースを読み込んで歌ってもらいましょう。
歌詞も音符ごとに入力することができます。
テキストで流し込むことも可能です。
入力すると前の音と次の音と連続して聞こえるようにAIが自動で整えてくれます。
■DAWとの連携
SynthesizerVはDAWソフトにはVSTiとしてエフェクトツールとして使う事ができます。
studiooneの画像になります。
エフェクトツールからSynthesizerVを選びましょう。
トラックごとにSynthesizerVを立ち上げたときのような画面が出てきますのでこちらでSynthesizerVを起動したときと同じように操作ができます。
DAWですでにオケを作ってる場合にはこちらの方で入力して使うのは便利ですよね。
■便利な使い方
ちょっとびっくりしたのがこんな使い方なんですが
まず自分で歌を歌って、DAWに取り込みます。
その歌データにエフェクトとしてSynthesizerVを追加すると
自分の歌がそのままSynthesizerVの歌声になってくれます。
しかも、生で歌った自分の歌から歌詞も自動で読み取ってくれます。
これはすごく便利でびっくりしました、ちょっと自分でも聞き取りずらそうな歌詞部分も正確に読み取ってくれています。
※とはいえ歌詞は読み間違えている部分もありますので自分で修正しましょう。
また、ピアノロールで入力するとどう入力したらいいかわからない表現なんかも、自動で読み取ってくれるのでめちゃくちゃ便利でした。
studiooneにも音声データをMIDIにしてくれる機能がありますが、SynthesizerVの方が正確に読み取ってくれます。
このデータをMIDIやWAVのデータとして書き出すこともできるのですごく便利ですよね。
●まとめ
SynthesizerVを今回は紹介していきました。
私はスタータパックでGUMIちゃんとゲットしたんですが、ほんと本人が歌ってくれているような気になります。
ダイナミックスを加えたり、ブレスを入れたりすることですごく自然に歌を歌ってくれます。
ブレスってすごく小さい部分ですが、歌を人間が歌うのに絶対必要な事だし、それをしっかり入力することで
より自然に歌を歌ってくれます。
DTMemerの中で自分の歌が気に入らないとか、仮歌の問題で悩んでいる方はSynthesizerVをぜひご検討ください。
そういった悩みをお持ちの方は、買って損はないかと思います。
各サイトも見てレビューなど確認していただけたらと思います。
※今回はスターターパックを紹介してますが、スターターパックでなくても1名音声は付いていますので、通常版でもそのままお使いいただけます。
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