目次
ギターのチューニングについて
ギターを弾く前に必ずチューニングを行いましょう。
チューニングがあっていないと奇麗な和音がならないですし
特に初心者の場合はどこを押したらどの音が鳴るのかという部分がずれてきて
なかなか耳が育たないという事になりかねません。
音感を磨くうえでも正しい音で弾けるように必ず弾く前にチューニングを行う癖をつけておきましょう。
また、ギターは木で出来ていますので気温や湿度によってはギターの状態が変わってきます。
弦が伸びたり、弦の劣化の状況によってもチューニングがずれてきます。
ライブやスタジオでも1、2曲弾いたらチューニングが狂ったなんてこともあります。
チューニングをする癖をつけて、毎回同じ音でチューニングが出来るよう心掛けていきましょう。
そんなギターに大事なチューニングに必要なものと言えば!そうチューナーです。
以下のようにチューナにもいろんなタイプのチューナーがありますので、いろいろ吟味してみましょう。
ギターのチューナーでチューニング
クリップタイプのチューナでチューニング
クリップ型の中でもギターの弦を振動させて感知するピエゾ式
マイクで音を拾うマイク式などがあります。
このタイプはギターのヘッドの部分に挟んで使います。
シールドをつながなくてもチューニングできるのでお手軽で使いやすいです。
ピエゾ式は周りがうるさくても正確にチューニングすることが出来ますが
ドラムやベースなど他の楽器がなっているとその振動をキャッチしてしまい
チューニングがしづらくなってしまいますので注意です。
ギターチューナーの場合はほとんどがピエゾ式となってます。
マイク式のチューナーは菅楽器などに使われることが多いです。
ペダルタイプ(ストンプボックス)タイプのチューナーでチューニング
コンパクトエフェクターのようなペダルタイプのチューナーです。
こちらのタイプはシールドを差して電気信号でチューニングします。
エフェクターボードの中に入れておけば、暗いステージでも視認性がよく
また、ペダルスイッチにより音をミュートすることも出来ますのでライブ中のステージ上での
チューニング時に音を出すことなくチューニングをすることが出来ます。
カードタイプのチューナーでチューニング
カードタイプのチューナはペダルタイプと同じくシールドを差してチューニングするタイプのチューナーです。
マイクがついているタイプも多く、シールドとマイクと両方からチューニングできますので
エレキギター、アコースティックギター両方で使えます。
また、コンパクトで場所を取らないカードタイプですのでギターのケースなどに入れておくとかさばらないです。
スマホのアプリでチューニング
iPhoneやandroid用のアプリでチューナーのアプリが出ています。
こちらはマイクで拾ってチューニングをするタイプになりますが無料で使えて
メトロノームなんかもついているので、ダウンロードしておいても損は無いです。
エレキで使うと少し感度が気になりますがアコギであれば問題ないかと思います。
アプリによっては不安定だったりもしますので、正確なものを選んで利用しましょう。
チューナーその他
チューナーは他にもラックタイプのチューナーもあります、こちらはライブでステージ上に置いてあると
映えます。一時期ステージでもよく見かけましたがコンパクトタイプの性能があがるとともに衰退して
最近ではあまり見かけなくなりました。
後は音叉を使ったチューニングですとか、あとは耳でのチューニングは慣れてくると出来るようになってきますので音感を鍛えて
耳でもチューニングが出来ると強いです。
体調によってちょっとずれてしまったりすることもありますので、最終的には機械に頼りましょう。
チューニングにおける基準の周波数について
チューナを見てみると440Hzとか441Hzとか442Hzとかあると思うんですが、これは基準になる音の高さ
を表していて、どの周波数帯でチューニングをしますかという事になります。
周波数の数字が高いほどギターの弦が振動したときに出来る周波数の波形の波が細かくなります。
Hzはヘルツと読みます、理科とかで出て来ましたよね。
1秒間に出来る周波数の波の数を表しています。
440Hzという事は1秒間に440の波形が出来ているという事です。
基本はチューニングは国際標準化機構の国際標準ピッチと呼ばれるA=440Hzで行っていきます。
ここは何も考えずに標準ピッチ440Hzでチューニングしていきましょう。
※バンドで他のメンバーが441Hzでチューニングしているのに自分だけ440Hzでチューニングしていると
周波数1Hzの違いなんて微々たるものなんですが、ずれてる、濁った感じにに感じられることがあります
バンドのメンバーで基準になる周波数は合わせるようにしましょう。
吹奏楽やクラシックをやってる菅楽器の人なんかは442Hzでチューニングする人がいますので注意が必要です。
チューニングの種類
チューニングにもいろいろあります。
たまにCDを聴いているとこんな低い音無いよ!とかこれどうやって弾いてるの?なんて
曲が出てきたりしますが、これは通常のレギュラーチューニングではなく
半音下げのチューニングをしていたり通常のチューニングとは違うチューニングを
しているときがあります。
チューニングを変えて演奏することにより演奏のバリエーションが増えていきます
よく使われるチューニングを簡単に紹介していきます。
レジュラーチューニングと半音下げチューニング、ドロップDチューニング
レギュラーチューニング
6弦=E(ミ)
5弦=A(ラ)
4弦=D(レ)
3弦=G(ソ)
2弦=B(シ)
1弦=E(ミ)
この構成でチューニングされます。
このチューニングが通常のチューニングになります。
半音下げチューニング
6弦=D#(レ♯)
5弦=G#(ソ♯)
4弦=C#(ド♯)
3弦=F#(ファ♯)
2弦=A#(ラ♯)
1弦=D#(レ♯)
半音下げチューニングは比較的ポピュラーでよく使われています。
当たり前ですが通常より半音低い音が出ますし、弦のテンションが緩くなるので
レギュラーチューニングで鳴らした音とニュアンスが変わってきます。
同じ要領で1音下げチューニングなんてのもやる人がいますが、ちょっと太めの弦を
張らないと音の張りがだいぶ落ちた感じに感じられます。
ドロップDチューニング
6弦=D(レ)
5弦=A(ラ)
4弦=D(レ)
3弦=G(ソ)
2弦=B(シ)
1弦=E(ミ)
レギュラーチューニングから6弦だけ1音落としたチューニングです。
低音が重くなり、低音が効いたかっこいいサウンドになります。
ロックやメタルの曲でよく耳にします。
オープンチューニング
オープンチューニングとはそのまま全開放を弾いたときにコードの和音が出来るようになる
チューニング方法です。
※オープンGのチューニングをすると開放弦で全ての弦を弾くとGのコードになります。
ブルースやカントリーとかでよく使われていますね
レギュラーチューニングでもやりますがボトルネック奏法なんかをやる時にオープンチューニングにしたりします。
また、和音が通常にレギュラーチューニングで抑えた時と少し雰囲気が変わって来ますので
開放弦で美しい響きを作り出すので一度試して見るといいと思います。
オープンGチューニング
6弦=D(レ)
5弦=G(ソ)
4弦=D(レ)
3弦=G(ソ)
2弦=B(シ)
1弦=D(レ)
オープンAチューニング
6弦=E(ミ)
5弦=A(ラ)
4弦=E(ミ)
3弦=ラ(ラ)
2弦=C#(ド#)
1弦=E(ミ)
オープンEチューニング
6弦=E(ミ)
5弦=B(シ)
4弦=E(ミ)
3弦=G#(ソ#)
2弦=B(シ)
1弦=E(ミ)
オープンDチューニング
6弦=D(レ)
5弦=A(ラ)
4弦=D(レ)
3弦=F#(ファ#)
2弦=A(ラ)
1弦=D(レ)
オープンGmチューニング
6弦=D(レ)
5弦=G(ソ)
4弦=D(レ)
3弦=G(ソ)
2弦=B♭(シ♭)
1弦=D(レ)
オープンAmチューニング
6弦=E(ミ)
5弦=A(ラ)
4弦=E(ミ)
3弦=A(ラ)
2弦=C(ド)
1弦=E(ミ)
オープンEmチューニング
6弦=E(ミ)
5弦=B(シ)
4弦=E(ミ)
3弦=G(ソ)
2弦=B(シ)
1弦=E(ミ
オープンDmチューニング
6弦=D(レ)
5弦=A(ラ)
4弦=D(レ)
3弦=F(ファ)
2弦=A(ラ)
1弦=D(レ)
その他のオープンチューニング
アイリッシュ系の音楽や民族系の響きを出したい場合には以下のようなチューニングもあります。
DADGAD/オープンDsus4
6弦=D(レ)
5弦=A(ラ)
4弦=D(レ)
3弦=G(ソ)
2弦=A(ラ)
1弦=D
DGDGCD/オープンGsus4
6弦=D(レ)
5弦=G(ソ)
4弦=D(レ)
3弦=G(ソ)
2弦=C(ド)
1弦=D(レ)
DGDGAD
6弦=D(レ)
5弦=G(ソ)
4弦=D(レ)
3弦=G(ソ)
2弦=A(ラ)
1弦=D(レ)
GBDGBD
6弦=G(ソ)
5弦=B(シ)
4弦=D(レ)
3弦=G(ソ)
2弦=B(シ)
1弦=D(レ
とまあなんでもありなんですね(笑)
自分の好きなようにカスタマイズしてこれ以外のチューニングを
開発してみてもいいと思います。
注意して欲しいのは、チューニングによって弦が緩くなる場合は
問題ないですが張りがきつくなるとネックの反りにも繋がってきますのでメンテナンスは欠かさずやっていきましょう。
チューニング方法
チューナーを使ったレギュラーチューニングのチューニング方法でチューニングの仕方を見ていきましょう。
レギュラーチューニングを再度確認していきましょう。
こちらです。
6弦=E(ミ)
5弦=A(ラ)
4弦=D(レ)
3弦=G(ソ)
2弦=B(シ)
1弦=E(ミ)
ではまず6弦からチューニングしていきましょう。
ギターにチューナーをセットして、6弦を鳴らします。
この時弦は抑えずに開放弦で鳴らしましょう。
するとチューナーが反応して、今なっている音が何かを知らせてくれます。
6弦はE(ミの音)ですので、Eと表示されたら正解です。
メーターが真ん中になるように合わせましょう。
ギターはギターヘッドについてますペグを回すことで音が高くなったり低くなったり調節できます。
このペグを緩めると低く、締めると高くなっていきます。
メーターが真ん中より高ければ、ペグを緩める、低ければペグを締めるといった具合にやっていきます。
チューニングが合うとチューナーがぺかっと光ってお知らせしてくれるものや矢印でお知らせしてくれるものなどがありますので
それを目安に真ん中に合わせていきましょう。
次に5弦を開放で弾いてみましょう5弦の開放弦はA(ラ)の音ですこちらも真ん中になるように合わせていきます。
とこのような手順で6弦から1弦まで行っていきます。
全てをチューニングし終わったら、一度じゃらんとコードを鳴らしてみましょう。
張ったばかりの弦だと伸びますので、伸びるとまたチューニングが変わってきます。
一度弦を引っ張ったりしてほどなく伸ばして、再度チューニングをしていきましょう。
音叉を使ったチューニング
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