ギターメンテナンス

ギターが生き返る!ギターのメンテをしよう!

ギターメンテナンス

皆さんギターのメンテナンスは行っていますか?クロスでキレイにしたり弦を張り替えたり、色々としているとは思います。

その他にもボリュームポットからガリが出始めたとか、シールドを指すジャックからノイズがでたとかわかりやすく音に直結するギターの不調というのもあります。

また、目に見える部分以外でも、昔は弾きやすかったのに今はなんとなく弾きづらい感じがするとか目に見えないところでギターのコンデションが変わって、以前の状態にないことがあります。

今回はギターのメンテナンスに出したらギターはどう変わるのか、ギターがメンテから戻ってきたのでレポートしたいと思います。

ギターのメンテはどこに出す?

このサイトでもいくつか紹介していますが、ボリュームポットの交換とかジャックの交換、ピックアップの交換などはハンダ付けができれば自分でやってしまうような人もいるかと思います。

半田が苦手だという人はボリュームポットの交換だけでもメンテ屋さんに頼みましょう、きれいに仕上げてくれますよ。

ナットの交換やネックの調整、フレット打ち替えなど高度なメンテナンスになるときっとギターリペアショップに依頼する人が多いのではないかと思います。

ギターのメンテナンス、リペアーは最寄りの楽器屋さんでもやってくれますし、ギターリペアとやってくれるお店が各所にあるので評判を見ながら依頼しましょう。

ギターメンテの価格は?

ギターメンテの価格は、どこを修理するかによってまちまちです。また楽器屋さんも含めた各工房で定めたメンテ料金が出ていてかなり差があるようです。

楽器屋さんによっては、楽器屋さんから各メンテ工房へ依頼しているということで、その場合やはり楽器屋さんでも事務手数料がかかってきますので、直接工房でやったほうがいくらか安くなるようです。

よくあるメンテ、リペアー箇所毎の料金

大まかにですがよくあるメンテ箇所の料金をまとめてみました。以下に上げた楽器屋さんも含めた3工房は実際に私がギターを出したことがある工房の価格になります。

 

ボリュームポッド、ジャックの交換

セミアコやフルアコなどはFホールからの作業となるので、金額が上がってくる工房が多いようです。この料金プラス部品代となります。ジャックやポッドは交換ではなくガリ取りとか工程だけだと1000円~でやってくれることがありますので問い合わせてみましょう。

楽器屋さん

ジャック交換 2780円~

ポッド交換 3850円~

スイッチ交換 5390円~

工房A

ジャック交換 3000円~

ポッド交換 3000円~

スイッチ交換 3000円~

工房B

ジャック交換 3000円~

ポッド交換 3000円~

スイッチ交換 3000円~

 

ピックアップ交換

ピックアップは1箇所と言う感じで価格が出ています。また、工賃はそんなに高くはないですがピックアップが選択するものによってだいぶ価格差がありますので、工賃プラスピックアップ代ということで、資金を用意しておいたほうが良いです。

楽器屋さん

ピックアップ交換1箇所 5390円~

工房A

ピックアップ交換1箇所 3000円~

工房B

ピックアップ交換1箇所 3000円~

 

 

ナット交換

消耗品と言われるナットの交換です。ナットの交換は現在のフレットの残りと合わせて調整されます。また弦をしっかり抑える上で、自分が使っているゲージに合わせてナットを作ってくれます。使うゲージが変わったらナットを交換しても良いかもしれません。

ナットはその素材によってギターのサウンドにかなり関わってきます、今ついているものと別の素材を変える場合にはリペアマンと相談しましょう。

楽器屋さん

ナット交換 9790円~

※おそらくナットの部品代も含まれています。

工房A

牛骨、無漂白ナット 7000円~

工房B

無漂白ナット 4000円~

 

ネック調整

ネックは音のビビリだとか、反りなどメンテナンスが必要な部分になります。トラスロッドの調整もネックを外すタイプと外さないタイプで料金が変わってきているようです。

楽器屋さん

ネック取り外しなし 1650円~

ネック取り外しあり 1980円~

工房A

ネック取り外しなし 1000円~

ネック取り外しあり 1500円~

 

工房B

ネック調整 2000円~

 

フレット関連

フレットのすり合わせや、フレットの打ち替えなど、なかなかリペアの知識がないと手が出ない部分です。ここまで来るとリペアショップの任せる人が多いのではないでしょうか?演奏性にも大きく関わってくる箇所ですし、どこにお願いするかで変わってくる部分かもしれません。

フレットの交換をする場合にはナットの交換も必須の場合が多いです。

また、レスポールタイプやメイプル指板のものは少し料金が上がるようです。

フレット交換はだいぶ工房によって価格差がありますね。

楽器屋さん

フレットのすり合わせ 12650円~

リフレット 42900円~

※フレット台は別です。またネックのタイプで料金が変わります。

工房A

フレットのすり合わせ 13000円~

リフレット 33000円~

※ナットやフレットのパーツ代込みです。

工房B

フレットのすり合わせ 5000円~

リフレット 15000円~

※こちらはナットやフレットのパーツ代はプラスかかります。

 

Gibsonのレスポールをメンテに出してみた!

ということで今回Gibsonのレスポールをメンテに出してみました。

世話のかかるレスポールで、新品で実際には23万くらいするモデルを16万円でクロサワ楽器で購入した楽器でしたが、メンテ代が同じくらいかかってます・・・

オクターブのチューニングがズレているよ!

そのギターを手に入れて何年か経った頃でしょうか、ライブで演奏をしているとライブハウス関係者の方にギターがオクターブのチューニングがズレてたよ、メンテしてる?と言われて慌てて楽器屋さんに持っていきました。

楽器屋さんでは、オクターブのチューニング調整とネックが反っている、ネックの調整、フレットのすり合わせが必要だとのことでお願いしたらトータルで6万円のリペアー料金がかかりました。

初めてのメンテで6万・・・

 

ネックの調整とペグ、ナットの交換

次に、メンテに出したのはすでにメインのギターは別のギターに変わってましたが、レコーディングではそのレスポールも結構使っていて、レコーディングに入る前に一度メンテに出そうと言うことで工房Aにメンテに出しました。

工房Aは他のメインのギターもメンテに出していた近所のリペアショップで、仕事もキレイにやってくれて気に入っていたので、その当時よく使っていました。

一度、工房Aにメインのギターを調整してもらった後、ちょっと弾きづらくなったことがあって気にはなりましたが、そんなに問題なることもなかったので、今回も工房Aに依頼しました。

レコーディング前の調整ということで、曲がってて気になっていたペグの交換と、ネックの調整、そしてナットをもう交換しないとだめだと言われてナットの交換を行いました。

これで2万近くでやってもらいました。

実は、そのナットの交換後からなんか弾きづらい、何が変わったのかは分からなかったんですが弾きづらいギターになってしまっていました。

この調整に出したときに言われていたことが、ネックを調整ですでにトラスロッドの余裕がないので、次は調整できないかもと言われていました。

あとフロントのピックアップがコイルが切れているのか少し音が小さいとのこと、音質が違うので気が付いてませんでしたが確かに音量がリアに比べると少し小さかった。

また、このときすでにフレットがかなり減っていて、リフレットも依頼したのですが、1ヶ月半かかるとのことでレコーディングに間に合わなくなってしまうのでこのときはやめておきました。

 

リフレットとピックアップ交換

フレットがかなり減っていて、だましだまし使っていましたがフレットが減ってくるとどんな事が起こるかというと、弦の下に当たる部分が溝になってしまって、普通に弾く分には高さがあるので音は出るけど、チョーキングとかをして弦を滑らせると、フレットの段差で音が止まってしまったり、音が急に変わったりしてしまいます。これはもう無理だというところまで来てしまって、躊躇していたリフレットに踏み切ることにしました。

また、フロントのピックアップもトーンを絞るとボリュームが下がるという現象が起こってしまっていていよいよ、ダメかなという状況となっていました。

フレット交換ということで、音が変わってしまうんではないかとか、色々と不安とすでにトラスロッドが一杯になっていると聞かされていたので、新しいのを買ったほうが良いのではないかと迷っていて、なかなかリペアに出せなかったんですが、決意を決めて出してみました。

リフレットということでどこの工房も3万~5万くらいの金額がかかるということで、探していたところ工房Bを見つけました。

工房Bはちょっと遠かったのですが、Gibsonのものでも2万くらいでリフレットをやってくれるようで、評判や口コミもなく不安でしたが工房Bへギターを持っていきました。

リペアマンにギターを見てもらって、リフレット(ナット交換込み)、フロントのピックアップ交換、ボリュームのポッドの交換としていただきピックアップやフレットなどの部品代も混みで5万でやっていただきました。

蘇ったギター

ギターが上がってきたという事で、さっそく弾き取りにアンプにつなげて早速弾いてみたところ。

めちゃくちゃ弾きやすい!

びっくりするくらい弾きやすくなっていました。

話によるとフレット交換の時にいろいろと調整してくれたようで、かなり弾きやすくなっていました。

もともとナットを好感した時から弾きずらくなっていたのでその時と比べると指が勝手に動いちゃうくらい弾きやすくてびっくりしました。

また、この時トラスロッドも戻して調整してくれたそうで、トラスロッドも通常に戻っているとの事で「あと何年も弾けるよ」と言ってくれました。

躊躇していたフレット交換ですが、こんなに調整して弾きやすくなるなら早く出せばよかったと思いました。

メインのギターもこちらにフレット交換をお願いしようかと思います。

ただし・・・

今回一緒にピックアップを交換してもらったんですが、今まではセレクタースイッチをセンターにして、フロントのボリュームを0にしておいてもリアのみで音が鳴っていたのにリペアから戻ってきたらどちらかを0にすると音が鳴らなくなってしまっていました。

問い合わせたらギブソンの設定という事で、おっしゃられてましたが・・・

という事で今度また持っていくことになっています。

まとめ

いかがだったでしょうか?いままでギターをリペアに出して弾きやすくなったかというとトンなこともなくコンディションが上がったという感覚しかもっていなかったのですが。

今回はギターが蘇った、という感覚を覚えたので今回リペアに関する記事を書かせてもらいました。

今回お願いした工房Bはリフレットの金額自体は他の所と比べるとかなり安かったのですが、しっかり仕事してくれていていました。

ギターのリペアをするとギターがよみがえるというお話でした。

 

 

 

 

 

 

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