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【Fender】復刻のCuNiFeワイドレンジハムバッカーの実力やいかに!レビューします。【ピックアップ】

ギターお役立ち

みなさんワイドレンジハムバッカーをご存じでしょうか?
ワイドレンジハムバッカーはFenderがGibsonに対抗して開発したハムバッカーでテレキャスターカスタムや
テレキャスターデラックスに搭載されたハムバッカーになります。

通常のハムバッカーよりもアタック感があり、粒立ちもよく、シングルコイルのきらびやかさを残したハムバッカーです。

そのクニフェのピックアップを私の持っているテレキャスターカスタムに載せてみましたのでレビューしていきたいと思います。

ワイドレンジハムバッカー(クニフェ)

ワイドレンジハムバッカーとはFenderがGibsonの人気に対抗して開発したハムバッカーです。

Fenderのハムバッカーはギブソンのとは違いポールピース自体を磁石にしたものにコイルを巻いて磁場を作る
という作りになっていて、シングルコイルの原理を応用して作られているそうです。

実はそのポールピースにクニフェと呼ばれる棒磁石を使っているんだそうです。
クニフェとはCuNiFeという元素記号の羅列で銅、ニッケル、鉄を配合した合金で作られているので
この名前がついています。
この作りゆえにハムバッカーとは違ったキャラクターのハムバッカーになっています。

このピックアップが搭載されているギターは1972~1981年まで生産が終了しているそうです。
その後は実際クニフェ自体が生産が無くなってしまって、このあとクニフェのピックアップが載ることはなかったようなのですがなんと少し間前に復刻したんです。40年ぶりだそうです。

私の手元にあったFenderJapanのテレキャスターカスタムは元々ワイドレンジハムバッカーという名前のハムバッカーが載っていましたがこれはクニフェのワイドレンジハムバッカーではないため本来の音ではなくもこもこした使いずらい音でした。※私の感覚ではです。
本当のワイドレンジハムバッカーの実力はこんなものじゃない!
という事で復刻のクニフェを取り付けていきたいと思います。

実はこのFenderJapanのテレカスですが、先日自分でいろいろ交換してゴミ状態から生還したばっかりなんですが
生き返ったので、もっと良くしたいという事からせっかくなのでクニフェ買っちゃいました。

ギターをよみがえらせたそのその内容はこちら、ちょっと長い3部作です。

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この記事が実質4話目な気もしますが・・・

 

クニフェ開封

まず取り付けの前に、開封していきましょう。
ドーン!Fenderのロゴが真ん中に書いてありますね。
これがクニフェ・・・ごくり…

 

今回は取付用の配線図が付いていました。


3ピックアップ用と2ピックアップ用と2種類の回路が載っていました。
一安心です。

ちゃんとポットが1MΩだと書いてありますね。
コンデンサは0.022μFのものをと書いてありますが私のは0.047μFを前回付けましたのでそのままにしています。

新旧ワイドレンジハムバッカー

 

取付

〇配線

配線です、今回ははんだ付けに苦労しないようにこちらを購入しました。
フラックス!

これを塗ってからはんだ付けをするとはんだ付けしやすいという事で買ってみたのですが
今まで何だったの?というくらい簡単にはんだ付けできました・・・

配線は簡単で、今までのFender Japan制のワイドレンジハムバッカーがついていた部分に2か所はんだ付けするだけなんですが、ピックガードにマウントするのが意外と大変でした・・・。

どうも、後で気づいたのですが、サイズ的には新しい復刻のクニフェの方が少し小さい気がしました。
隙間ができてます・・・

 

 

位相

今回は位相もしっかりチェックしました。
リアのピックアップと同位相だったのでそのまま取り付けました。

位相についてはこちらの記事で少し話をしていますので、わからない人はチェックしてみてください。

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音出し

いよいよ緊張の音出しですが、今回はフロントのみクニフェに変えましたのでフロントとセンターのみのレビューになります。早速行って見ましょう。

フロントピックアップのみ

まずはフロントピックアップ。クニフェのピックアップ単体で弾いてみましょうという事で
ジャーンとならしただけで、そのクリアさ!今までついていたピックアップとの違いが歴然とわかるほどの
音の粒立ちの良さ、ワイドレンジに広がる音です!

1ストロークしただけで感動の音がなってびっくりしました。

それほど前のピックアップとの違いがありました。

鈴のような鳴りというのはどうかはわかりませんが、高音域がしっかり出ていて、シングルコイルの抜け感のある
何より高音域がしっかり出ているので音がクリアです。

toneを絞っていくと甘い音ももちろん作れます。
もしかしたらハイを落としすぎずに調整するためにはコンデンサの容量を0.022μFにした方がいいかもしれないのですが
0.047でも全然いけます。toneを絞り切った音でさえ使える音のような気がしてきます。

正直フロントピックアップだけでずっと弾いていられるくらい気持ちいいサウンドです。

歪みの音もめっちゃ使える音です。
軽く歪ませた音はもちろん、深く歪ませた音もtoneによったりセッティングによっていろいろと使える音でピックアップの
ポテンシャルが凄いと感じました。Fender凄い!

センター

私のテレカスのリアのピックアップはVANZANDTのピックアップが載っていますが、そのピックアップともなかなか相性が良くセンターにするとすごく気持ちよいカッティングができます。

こちらで紹介しているクレヨンで軽く歪ませてカッティングをしていったんですが、かなり気持ちいいです。
前に載っていたピックアップに比べるとリアとの相性も良くセンターがかなり使える音になりました。

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ノイズ

普通のハムバッカーのようにノイズキャンセリングがないだけに気になるところですが
全然気になりません、大きなアンプに取り付けてもほとんどうるさいとは感じませんでした。

クニフェに変えてノイズが気になるという人安心してください、ノイズは全然大丈夫です。

 

まとめ

懸念だったフロントのピックアップをクニフェのワイドレンジハムバッカーに変えました。
これで一旦テレカスのカスタマイズは終了しました。
※ナットを変えたい気もしますが、とりあえず今の所はよしとします。

音的にはクリーンも歪みもすごく使える音になりました。
以外とリアピックアップとの相性が良く、こんなにいいセンターの音がなるんだとびっくりしました。

なんかワイドレンジハムバッカーを載せたことで妙なビンテージ感が出てきました。
前のピックアップと見た目的にはそんなに変わらないし、ぴかぴかなのに凄いビンテージ感が出てきました(笑)

 

カッティングも歪みも、かなり気持ちよく弾けますので気になる方は検討してみてはいかがでしょうか?
2万円ほどと少しお高めのピックアップですが、2万円分は幸せになれるピックアップだと思います。

各サイトでもクニフェレビューが出てますので是非見てみてください。

在庫が結構なくなり気味のようなので、欲しい人は早めに確保しちゃいましょう!

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