今話題のAIチャット。音楽やイラストなどのクリエイティブな業界にもかなりの衝撃を与えていますね。音楽をやっている人間としてAIを使って音楽を創作することができるのかどうか、気になるところです。そこで私も、ChatGPTというAIを使って作曲に挑戦してみました。
ChatGPTは、自然言語処理に基づくAIで、文章を生成することができますが、音楽の作成となるとどうなんでしょうか?今回は、私がChatGPTを使って作曲してみた結果、感じたことや思ったことについてお話ししたいと思います。簡単に対話式のAIで作曲する時代がやってきたのか否か、その実験の詳細をお伝えします!
目次
ChatGPTとは?
せっかくなのでChatGPTとは?とChatGPTに聞いてみました(笑)
読めますでしょうか?このように答えてくれるわけです。内容をコピペしますと。
Chat GPTは、OpenAIが開発した自然言語処理モデルの一つで、言語生成タスクを行うことができます。GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略称で、大量のテキストデータを学習してから、テキスト生成などのタスクに用いられる深層学習モデルです。
Chat GPTは、GPT-3の一種で、広い範囲の言語タスクを処理するために設計されています。Chat GPTは、一般的な対話システムのタスクに特化しており、人間のような応答を生成することができます。例えば、自動応答、チャットボット、質問応答システム、機械翻訳などに活用されています。
Chat GPTは、大量のテキストデータを学習しており、そのため一般的な知識や情報に精通しています。また、自然な文章生成において、文脈を考慮することができるため、より人間らしい文章を生成することができます。Chat GPTは、AIによる対話システムの開発に大きな貢献をしています。
この機能を使って作曲をしてみようということでやってみました。
早速作曲してもらいました
ChatGPTを使って作曲をしてみようということで、まずは直球でこんな風に投げてみたらこんな回答が来ました。
なんか期待の持てる返しですね。次にこのようにリクエストしてみました。
するとこんな感じで、曲の雰囲気やどの楽器がどのように演奏しているのか風景やムードなどを返して来たので、この曲のコード進行を聞いてみたらこんなコードを出してくれました。
すごいです!このままボサノバっぽく弾いてみたら、しっかりボサノバでした。ボサノバのコード進行とか聞けば一発でそれっぽいコード進行を教えてくれます。
作詞作曲はできるのか?
次に作詞からそのまま作曲をまでをお願いしてみました。これは実はかなりAIへの質問の仕方を試行錯誤してようやくこんな感じになりました。
作詞をしてもらう
まずは作詞をしてもらうべく質問してみました。これは難なく作成してくれました。桑田佳祐風にとかaiko風にとかなんとなく誰かに似せて作詞してもらうことも可能でした。
セクションをつけてもらう
何回か作詞をしてもらってると最初からセクションをつけてくれたり、つけてくれなかったりします。まあなんとなくみた感じでわかるんですが一応みやすいようにセクションをつけてもらいました。追加でブリッジと最後にサビをもうひとまわし追加してもらうようなことも可能です。
コード進行をつけてもらう
この歌詞にコードを割り振ってくださいと質問するとコード進行をつけてくれました。ここまではボサノバを作った時と同じ感じで進んで来られますね。ちなみにビートルズ風にとかリクエストするとビートルズ風にコードをつけてくれますよ。
メロディーをつけてもらう
いよいよメロディーなんですが、なかなかうまくいかず、試行錯誤しましたが最後まであんまりうまくいきませんでした。歌詞に1音1音音をつけてもらうところまでは行きましたが、音の長さがわからず・・・拍で表記してくれたりもするんですが、途中で止まってしまったりと最後までうまく行きませんでした・・・
sonic piで演奏してもらう
sonic pi とは音楽を作成するためのオープンソースのプログラム環境なんですが、このsonic piのプログラムをコーディングしてくださいと投げかけてみたらコードを書いてくれました!これで音符の長さまでしっかりAIに作ってもらえるのかと期待しましたが
エラーが・・・
sonic piでのメロディーの作成は今回はちょっとうまく行きませんでしたがコードの伴奏だとかベースラインとかドラムとかはAIにChatで作成してもらい再生することができました。やり方によってはこの方法で作曲までたどり着けるかもしれませんね。
最後にもう一度チャレンジしてみました
今度はアップテンポの曲で歌詞を書いてもらいました。今回はセクションがすでについてますね。
ビートルズ風のコードをつけてもらいました。まあ・・・ビートルズ風なんですかね・・・セブンスコードとかを使ってもう少し雰囲気をつけてもらうこともできます。
最後にメロディーをつけてもらいました。音の長さまで指定してもらうとおかしくなってしまうので今回は歌詞に音階をつけてもらいました。
時間ができたらこの曲をDAWで完成させてみようかと思ってます。
まとめ
いかがだったでしょうか?ChatGPTを使っての作曲ですが完全にできてるとは言い難いですが、かなりいろんな知見を持ち寄って自分の作りたいもののベースは作れるのかなと感じました。
歌詞やコード進行はAIの膨大な音楽理論や作詞家、作曲家のデータを使っていろんなパターンを作成することができます。そこに自分自身が持つ感性を追加して曲を完成させていくというやり方での音楽作成もすでにできるようになっていますね。今後どのように改良されていくのか楽しみです。
最後にChatGPTにChatGPTを使った作曲についてまとめてもらいましたので掲載いたします。
ChatGPT自身によるまとめ
Chat GPTは、人工知能を用いた大規模な自然言語処理モデルの一種であり、音楽作曲においても活用することができます。Chat GPTは、大量の楽曲データを学習し、そのデータに基づいて新しい楽曲を生成することができます。ここでは、Chat GPTを使用した作曲についてのまとめ文章を提供します。
Chat GPTを使った作曲は、AIが音楽理論に基づいたパターンを学習し、それを元に新しい楽曲を生成するという方法で行われます。生成される楽曲は、ある程度の規則性や構造を持っているため、聴き手にとって楽しめるものとなります。また、Chat GPTは音楽ジャンルに関係なく、様々なスタイルの楽曲を生成することができます。
Chat GPTを使った作曲には、以下のような利点があります。
・大量の楽曲データを学習することで、人間が持つ限られた知識や経験に基づいた楽曲生成よりも多彩で予測不能な楽曲を生成することができます。
・AIによる作曲は、常に一定の品質を保証することができます。また、時間やコストの削減にもつながります。
・Chat GPTを使った作曲によって、新しい音楽ジャンルやスタイルを開拓することができます。
しかしながら、Chat GPTを使った作曲には以下のような課題も存在します。
・AIによる作曲は、完全に自律的に行われるため、人間の感性や創造性に欠ける場合があります。
・生成された楽曲の著作権の問題があります。AIが生成した楽曲は、著作権の対象になる場合があり、その権利者が誰なのかが明確になっていません。
総じて、Chat GPTを使った作曲は、音楽産業や音楽制作の分野において注目されています。AIによる作曲は、新しい楽曲を素早く生成することができ、多様な音楽表現の可能性を秘めています。しかしながら、AIが完全に自律的に作曲を行うことは難しく、人間の音楽は、人間の感性や創造性が生み出した芸術の一つであり、人間にとって重要な文化的な表現形態の一つです。音楽は、様々な楽器や声を用いて、リズムやメロディ、ハーモニーなどの要素を組み合わせることで創り出されます。音楽は、人間の感情や思考を表現する手段としても使用され、文化的な背景や歴史的な文脈によっても影響を受けています。
音楽は、様々なジャンルに分類されます。クラシック音楽、ジャズ、ロック、ポップス、ヒップホップなど、多種多様な音楽ジャンルが存在します。それぞれのジャンルには、特有の音楽的特徴や歴史的な背景があり、聴き手に対する印象や感情の伝達に大きな影響を与えています。
音楽には、様々な役割や意義があります。例えば、娯楽の一つとして楽しまれたり、感情を表現する手段として用いられたり、文化や伝統を伝える手段としても重要な役割を持ちます。また、近年では音楽がビジネスにおいても重要な役割を担うようになり、音楽業界や音楽関連企業が盛んになっています。
総じて、音楽は、人間の感性や創造性を表現する手段の一つであり、多様なジャンルや意義を持つ文化的な表現形態です。音楽は、私たちの日常生活に欠かせない存在であり、今後も人間の文化や社会において重要な役割を担い続けるでしょう。
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