「ギターの王様」と称されるGIBSON。
私もGIBSON大好きで、レスポールを弾いてたりしています。
今回はそのGIBSONの歴史を調べてみましたのでまとめて行きたいと思います。
ちょっと長くなるかもしれないので三部構成位で今回は前編という事で行ってみましょう!
目次
GIBSONの始まりはマンドリン?
意外にもマンドリン製作から始まったって知ってました?
1894年、オーヴィル・ヘンリー・GIBSONがミシガン州カラマズーで工房を開いたのが始まりなんです。
GIBSONの物語は、1894年、オーヴィル・ヘンリー・GIBSON がミシガン州カラマズーでマンドリン製作を始めたことから始まりました。
当初はギターではなく、マンドリン製作から始まったという点が、GIBSONの歴史を語る上で重要なポイントとなります。
オーヴィル・ギブソンってどんな人?
オーヴィルは、楽器職人としてキャリアをスタートしました。
とにかくオーヴィルは楽器作りへの情熱がすごく、1902年には自分の作った楽器を売る会社「the Gibson Mandolin-Guitar Mfg. Co, Ltd.」を設立。
これが現在のギブソン社の前身となります!
でも、オーヴィル自身は会社の経営にはあんまり関心がなくて、1904年には、株式会社へと組織変更が行われましたが1908年以降は経営を他の人に任せて、自分は製作のコンサルタントとしてだけ関わったと言われています。

よっぽど楽器作りが好きだったんだね!
彼は、会社の経営には関わらず、ブランドと自身の特許の使用料のみを受け取り、工場で製作のアドバイスをするだけだったといいます。
1918年に亡くなっちゃったんだけど、彼の情熱はギブソンに受け継がれて行きました。
ロイド・ロアーって何した人?
1920年代に入ると、ギブソンに新しい風が吹き込みます。
音響技術者のロイド・ロアーが1919年に入社。
彼はFホールの発案やアーチトップギターの設計に革命をもたらしました。
彼の設計したマンドリンやギターは、今でもめっちゃ高値で取引されてて特に1920年代に作られた
ロアーのサイン入りマンドリン「F-5」は、超レアでプレミアものらしいです!
この時期、ギブソンはマンドリンとかハープギターとか、色々なアーチトップ楽器を作ってたんだ。
ロアーは、Fホール の発案や、アーチトップギターの設計に革新をもたらしました。
ギブソンを代表するアーチトップギター「L-5」
1922年には、ギブソンを代表するアーチトップギター「L-5」が登場! これは世界で初めてFホールを採用したアーチトップギターで、その美しいデザインと優れた音響特性から、ジャズギター界のスタンダードになったんだって。
1926年には、ギブソン初のフラットトップギター「L-0」と「L-1」が仲間入り。L-0はマホガニー、L-1はメイプルっていう仕様だったみたい。1928年には、L-0とL-1を元にしたギブソン初のアーティストモデル「NICK LUCAS」も発売されたんだって。

マホガニー採用されてますね!
エレクトリックギターの夜明け
1930年代に入ると、エレクトリックギターの時代が到来! 1935年、ギブソンは初のエレクトリック楽器となるスティールギターを製作。そして1936年、ついに初のエレクトリックギター「ES-150」を発表!
このギターは、ジャズミュージシャンのチャーリー・クリスチャンが愛用したことで有名で、今でも「チャーリー・クリスチャンモデル」として語り継がれているんだって。ES-150は、エレクトリックギターの歴史において、重要なモデルになりました。
本格的なエレキギターとしてはこれが一番最初ではないかと言われています。
レス・ポールとの出会い
1941年には、発明家でありミュージシャンのレス・ポールが、自分で作ったギター「ログ」をギブソンに持ち込んだんだけど、当時はその革新的なデザインが受け入れられなくて、採用には至らなかったんだって。

なんとエピフォンの工房で作成したそうですよ!
でも、この出会いが、後のギブソンの歴史を大きく変えることになります。そして1944年、ギブソンはシカゴ・ミュージカル・インストゥルメンツ(CMI)社に買収されて、新たな時代を迎えることにまります。
まとめ
前編では、ギブソンがマンドリン製作から始まって、アーチトップギター、そしてエレクトリックギターへと進化していく過程を見てきました。
オーヴィル・ギブソンの職人としての情熱、ロイド・ロアーの革新的な設計、そしてレス・ポールとの出会いが、後のギブソンの歴史を形作る重要な要素になったんですね。
次の中編では、レスポールやSGが登場しますよ! 乞うご期待!
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