ジャンクションボックスというのはご存じでしょうか?
知ってるよ、ただのスルーボックスでしょ?と思うかもしれません。
実は私も最近まで思ってました。
しかし省スペースのエフェクターボードの中で、このジャンクションボックスを使うメリット
というのが実はかなりあるという事が最近わかって来て、導入を決めました。
そんなジャンクションボックスの紹介を今日はしていこうと思います。
目次
ジャンクションボックス
画像はLimetoneAudioのジャンクションボックスです。
inputの他にthruというジャックが3つ付いてます。
inputのジャックは向かいのジャックにつながってます。
thru1は向かいのthru1のジャックにつながってます。
そう、単純につないでるだけなんです。
こんなのわざわざ買う必要あるんか?だったら安いエフェクターをたくさん試してみたい
なんて思う人も多いんではないでしょうか?
実はこのただのスルーボックスですがかなり使えるんです。
ジャンクションボックスの役割
ジャンクションボックスの役割として簡単にいくつか挙げてみたいと思います。
・エフェクターボードの整理整頓
・セッティングのスピードアップ
・ジャックの保護
エフェクターボードの整理整頓
ジャンクションボックスを使うとエフェクターボードの中にあるエフェクターにギターから直接エフェクターに入ってアンプに出ていくケーブルが無くなります。
ジャンクションボックスをエフェクターボードの端っこに置くことでボードの中をギターやアンプに行くケーブルまた、アンプのセンドリターンから行って戻ってくるケーブルなどが一つにまとまってボード内を這わなくなるのでキレイに整頓できます。
ケーブルがボード内を這わないことでケーブルでエフェクターのつまみをケーブルで触って誤って回したりすることが少なくなりますし、いざギターソロ!という場面でエフェクターを踏もうと思ったときにケーブルでうまく踏めないなんてことも無くなります。
単純ですがステージでプレイする上では結構重要な部分だったりします。
セッティングのスピードアップ
ジャンクションボックスを使うとステージなどで準備するスピードが格段にアップします。
ジャンクションボックスにケーブルを指すだけで完結するので、ケーブルを指すときにずれた
エフェクターを直す手間もなくなりますし、セッティングしていると、間違ってセンドリターンを逆に差しちゃってた!
なんて事もたまにあるんですがジャンクションボックスは差すところが明確なので、そういったミスも少なくなります。
※無くなりますとは言いません(笑)
エフェクタージャックの保護
エフェクターのジャックも毎回抜き差しを繰り返していると耐久性が低いものだと
壊れてしまったり、傷によりノイズが出てしまったり、パッチケーブルによる負荷がかかったりなどでジャックが劣化してしまう事を防げます。
高いエフェクターなんかがジャックからガリがとノイズが出てきてしまうと萎えますよね。
ジャンクションボックスがその役割をそこを受け持ちます!
ジャンクションボックスをつなぐことで音の劣化などが考えられないの?
実は小さいようで大きなメリットがある一方でジャンクションボックスのデメリットとしてやっぱり、つなぐことによる音質の劣化などが考えられます。
ですので、このデメリットを補うべく有効利用をするのはもちろんですが、なるべくジャンクションボックスで音質の劣化等を起こさないようしっかり設計されたジャンクションボックスを選んでいきましょう。
幸い開発者の中にはそういったデメリットをできるだけなくそうと日々プレイヤーのために考えてそしてそんな思いのこもったジャンクションボックスが発売されています。
おすすめのジャンクションボックス
そんな思いのこもったジャンクションボックスという事で、私が見てきた中で信用が置けるなと思う所が出しているジャンクションボックスをいくつか紹介いたします。
ジャンクションボックスは個人的には4つくらいthruポートがあった方がいいかなと思います。
free the toneのジャンクションボックス
バッファーなしで味付けがない。
そしてジャックのさす位置が高くなっているんですが、なぜにこんな高さになっているかわかりますか?これはエフェクターボードの淵の部分に干渉してケーブルが差しにくいなんて事が無いように
ケーブルが差しやすいように工夫されているんです。そんなユーザーライクなジャンクションボックスです。音の劣化も最小限のとどめた設計になっています。
LimetoneAudioのジャンクションボックスJCB-4S Flat
こちらもバッファーなしで味付けがない。
ライムトーンAUDIOも音質の変化などはシビアに考えて調整してくれています。
なるべく音の変化がないように考えられて作られています。
またこちらの商品は高さがないのでエフェクターボードの淵は越えられないんですが
かなりコンパクトでboss位の大きさのエフェクターのエフェクターの下における設計になっています。狭いエフェクターボードの中でジャンクションボックスが場所を取らないように考えられて作られています。
LimetoneAudioのジャンクションボックスirodori nest 【バッファーあり】
こちらもライムトーンAUDIOのジャンクションボックスですが、こちらはバッファー付きのジャンクションボックスになっています。
バッファーとして評判のいいirodoriをジャンクションボックス内に搭載しています。
このジャンクションボックスを通すことでバッファーの役割も担う事ができるという代物。しかも、irodorinestに電源を通さなければトゥルーバイパスとなりバッファーが通らない、という設定にすることもできます。
ちょっと値が張りますがバッファーとジャンクションボックスの両方ほしい場合や、バッファーとジャンクションボックスの二つで1つの場所で扱えるので汎用性に飛んだいいものだと思います。
バッファーとしてirodoriを購入しようかな?なんて思っていた人にもオススメです。
また、こちらのジャンクションボックスはエフェクターボードの淵が超えられるタイプです。
エフェクツベーカリーのジャンクションボックス
これは安くて評判のいいエフェクツベーカリーのカレーパンジャンクションボックスです。
上に差し込むようになってますので、2つのthroughポートしかないですがボードの無いの整理が
出るようになっています。安価なので試しにという方は買ってみてもいいかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか、今回はジャンクションボックスを紹介しましたけど
無理して導入する必要は全くないですが、あると便利というジャンクションボックスでした。
このメリットを感じられるのはステージに立つようになってからかもしれませんが、宅録をするような人たちでもジャンクションボックスをPCラック等ににマウントしておいてオーディオインターフェースにつないでおけばギター撮りの時に自分のお気に入りのコンパクトエフェクターをつないだり差し替えたりも出来てジャンクションボックスにギターを差すだけですぐに鳴るなんて素敵な世界を作ることができます。
ぜひ一度導入してみてください。
コメント